オカ越え行こうよ!

オカルトを中心に日常の雑学などを綴る雑記ブログです。学校で、職場で、何気なく話題にできるテーマを扱っています。

【見るべき】映画『来る』の紹介

 


どうも、ニシカラです。

 

皆さんは長文タイトルについて、いかがお考えでしょうか?

○○○○がーーーーなわけはない

△△△△は・・・・だった件について

など、タイトルを見るだけでなんとなく内容を想像できるので

自分はとっても良い発想だなと思います。

本来それがタイトルの役割ですしね。

 

今回ご紹介する映画『来る』は、それとは正反対のタイトルです。

最短の文字数、動詞一語のこのタイトルだけでは、

何が、いつ、どうして「来る」のか

全く想像できません。

そんな得体の知れなさがこの映画の魅力の一つとなっております。

 

※注意※ できる限りなくそうとした上での若干のネタバレあり

 

目次

1、概要・あらすじ

 2、残念な点

3、魅力

 -1 場面転換の”仕掛け”

 -2 ”化け物”が怖いで終わらない

4まとめ

 

 

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1、概要・あらすじ

スタッフやキャストについては、僕よりも数段詳しくてわかりやすい

紹介がたくさん存在しているので、簡単な紹介だけ。

断じて、面倒とかいう理由ではありません。

 

先にお話ししておくと、この映画には原作があります。

澤村伊智さんの『ぼぎわんが、来る』です。

興味がある方はぜひ、読んでみてください。

”第22回日本ホラー小説大賞を受賞されているので、

内容は折り紙付きです。

ぼぎわんが、来る (角川ホラー文庫)

ぼぎわんが、来る (角川ホラー文庫)

  • 作者:澤村伊智
  • 発売日: 2018/02/24
  • メディア: 文庫
 

 

 

本筋としては、サラリーマンをしている男性とその家族が、

得体のしれない何かに付きまとわれる。

その「何か」と対峙するために知り合いのオカルトライターや霊媒師に

助けを求めるが…といった感じです。

 

 

 

2、残念な点

先に、残念な点から

 

怖いかどうか、という見方をすると尻すぼみ感はあります。

終盤の除霊シーンは何とも言えない独特の空気感です。

 

最後の最後まで、その空気感が続くので

見終わって、「あれっ」と感じる人も多いはず

 

それゆえに、意味不明な存在である「何か」が強調されるとも言えますが、

画面の前で身構えてる側としては、なんとなく肩透かしをくらいます。

 

僕は、そういったつじつま合わせも答え合わせも無い映画も好きですが

サスペンスやミステリーのような構成をを求めている人にとっては

不服かもしれません。

 

 

3、魅力

この映画の魅力を大きく二つに絞りました。

 

-1 場面転換の”仕掛け”

この映画には大きく場面が展開する箇所があり、

そのたびにある”仕掛け”が発動するのです。

 

その”仕掛け”によって恐怖がグッと膨らみます。

僕自身、「うわっ、そっちか」と思わず唸ってしまいました。

 

-2”化け物”が怖いだけで終わらない

この映画の恐怖の対象は、間違いなく「何か」ですが

それと対峙することで登場人物たちの人間性、というか

業の深さが浮き彫りになってきます。

 

なんだか、ビートたけしさんの

奇跡体験アンビリーバボー」とかでたまにある

人間に対するゾクぅを感じることができます。

そういう系が好きな人も楽しめる作品です。

 

 

4、まとめ

様々な角度からの恐怖が織り込まれていて、本当におすすめの映画です。

よくある妖怪の設定と、工夫された表現技法が組み合わさって

とってもゾクゾクしました。

 

個人的に最怖だったのは主人公の男が「何か」と対峙するシーンです。

そのせいで、一週間ほど家の”玄関”を使うのが怖かったです。

 

もちろん原作『ぼぎわんが、来る』を読んでいなくても楽しめますが、

映画を見終わった後に読んでみることをお勧めします。

 

映画では描かれなかった細かい部分が描写されています。

登場人物の設定の変化も、見てみると面白いです。

 

それでは、映画『来る』の紹介でした。

この記事を読んでいる最中に誰か来ても、簡単に返事をしてはいけませんよ。

もしかするとそれは…

 

 

来る DVD通常版

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  • 発売日: 2019/07/03
  • メディア: DVD