【世界最小の国】バチカン、いやいやシーランド公国をご存じない?
どうも、ニシカラです。
自分の領土を持つのは、憧れですよね。
自分の部屋、車、家などなど。
自分好みにカスタマイズできる空間というのは
人生をかけて作り上げたくなるロマンがあります。
今回は、そんなロマンを持ち、自分の国を作った男のお話です。
目次
1、シーランド公国とは
2、『シーランド公国』の歴史
-1皇太子誘拐事件
-2国土焼失事件
3、これであなたも貴族に
4、『シーランド公国』のトリセツ
1、シーランド公国とは
『シーランド公国』とは、イギリス東部のハーウィッチという沖合の国です。
この国の面積は550平方キロメートルで、なんと世界最小。
あれっ?世界最小って『バチカン市国』じゃ…
そう思われる方、正解です。
『シーランド公国』はあくまで国と”主張”されているだけで
認可はされていないのです。
上が『シーランド公国』の写真です。
これを見て、国だと認める人はなかなかいないでしょう。
2、『シーランド公国』の歴史
『シーランド公国』は1941年、第二次世界大戦中に作られた要塞です。
戦時中は150人を超えるイギリス人がいましたが、
戦争が終わると放置されていました。
1967年に、元イギリス陸軍少佐のパディ・ロイ・ベーツが
不法占拠し、「独立」を宣言しました。
不法占拠だったら追い出せよ、と思いますが、
1968年にイギリスで開かれた裁判では、
イギリスの領海外であり、どこの国も領有を主張していなかったため、
「まあいいや」ってなりました。
ロイさんの、目の付け所が良かったんですね。
そんなこんなで、1975年には、国旗や憲法、国家を制定しました。
-1皇太子誘拐事件
こうして国としての運営がスタートしたわけですが、
1978年に、首相に任命した投資家にクーデターを起こされ、
息子を誘拐されます。
要は皇太子の誘拐ですから、大変なことです。
そこで、ロイさんは20人ほどの仲間とともに
ヘリでの皇太子奪還作戦に臨みます。
なんか映画みたいな話ですね。
見事作戦は成功し、反逆者は投獄されることになりました。
(のちに西ドイツの「外交」によって解放されます)
-2国土焼失事件
ときは2006年、『シーランド公国』に苦難が訪れます。
老朽化した発電機が故障し火災が発生。
国土の半分を失ってしまいます。
国民(と言ってもロイさん家族含め4人)は
国外にいたため、無事でした。
その後、帰国したロイさんたちは国の再整備に奮闘したそうです。
3、あなたも貴族に
ここまでで、
「シーランド公国って、どうやってお金を調達してるの?」
と疑問を抱くかと思います。
シーランド公国は、当然ながら何かを生産することはできません。
”爵位”とは、簡単に言えば、”貴族としての位”のことです。
つまり、お金を出して爵位を買えば、だれでも
シーランド公国の貴族になれるのです。
「男爵」約3600円
「騎士号」12000円
「伯爵」約25000円
と非常にリーズナブル。
ほかにも、入国IDや土地保有権なども売られています。
興味のある方はぜひ。
※ここでの売り上げはシーランド公国の発展のために使われます。多分。
4、『シーランド公国』のトリセツ
『シーランド公国』を会話の中に
自然に入れ込む方法をご紹介します。
とりあえず、「古今東西、国の名前~」とかに織り交ぜてみましょう。
多分、だれからも突っ込まれないですが、めげずに。
「俺、国作るわー」という軽口から、発展させるとよいです。
「こいつ、口だけじゃない」と思わせることができるでしょう。
最後に海の憲法こと、「海洋法」によると
領土となる「島」の条件は”自然にできたもの”らしいので
やっぱり『シーランド公国』は国としては厳しいらしいです。
それでは。