【映画】久しぶりに見たら面白すぎた。『コクリコ坂から』の感想!!
どうも、ニシカラです。
大人になると、基本的にはできることが増えていきますが、
その逆も存在します。
昔は大丈夫だったのに、
大人になるとできなくなること。
例えば、バッタやセミなんかの虫は、
小さいころ普通に触ってたのに、
今は少し抵抗ありますね。
人によっては絶対に無理な人もいるでしょうが。
今回の話題『コクリコ坂から』は、
中学・高校・卒業後で、思うところが
大きく変化する映画なのではないでしょうか。
というわけで、等身大の感想を
述べていきたいと思います。
※注意※
できる限り少なくしていますが、
若干のネタバレを含みます。
ご注意ください
1、『コクリコ坂から』の概要
2、『コクリコ坂から』のここが好き
-1、人間関係
-2、愛すべき”オタクたち”
3、まとめ
1、『コクリコ坂から』の概要
『コクリコ坂から』は、2011年に
スタジオジブリによって手掛けられました。
連載されていた漫画だそうです。
舞台は1963年の横浜。
コクリコ荘に暮らす主人公・海ちゃんは、
「ある理由」から、毎日海に向かって旗を揚げ続けます。
ある日、学校の文化部部室「カルチュラタン」を
守ろうと活動する学生たちの一人
俊くんと出会います。
しかし、偶然出会ったはずの二人には
ある秘密が、ウフフフフ
という感じです。
まあ、ざっくり言えば、恋愛・青春・勝利
といった感じの映画です。
2、『コクリコ坂から』のここが好き
-1、人間関係
『コクリコ坂から』の話の一つの柱となるのが、
海ちゃんや、俊くん、そしてその周囲の人たちの
人間関係です。
人間関係が複雑であるにもかかわらず、
昼ドラのようなドロドロした感じは全くなく、
それぞれが自分の運命を強く受け止めていることで、
すがすがしい印象を受けます。
それゆえに、作品全体の水彩画のような
さわやかな雰囲気が、かみ合って、とても心地よいです。
実際に見終わって、
もう一時間半立ったのかと驚きました。
-2、愛すべき”オタク”たち
”オタク”という言葉を聞いて、どんな印象を受けるでしょうか。
随分と大衆化されたというか、
そこまで悪い言葉ではなくなったような気がします。
この映画のカギとなる建物「カルチュラタン」は
いわば”オタクの巣窟”です。
哲学部、天文学部、数学部など、
クラスの中では変人扱いされる彼らですが、
唯一共通していること、それは、
「自分の好きなものに、一生懸命」という点です。
周りに合わせることなど知らない彼らは、
変人扱いには目もくれず、ただひたすらに
自分の好きなものに向き合います。
それゆえに、愛すべき「カルチュラタン」の取り壊しには
必死に抗議するわけですね。
変わってるけど憎めない、そんな”愛すべきオタクたち”は
この映画にコクを出す重要な脇役です。
周りに合わせて止めてしまった趣味を、
もう一度手に取るきっかけになるかも知れません。
3、まとめ
昔見たときは、正直あんまり面白いと感じなかった、
この『コクリコ坂から』ですが、
制服を着なくなった今だからこそ、
胸の奥にジーンと広がりました。
海ちゃんや、俊くんを始めとする、
学生たちのあまりにもまっすぐな姿に、
少し恥ずかしくなってしまいます。
ぜひ、手に取ってみてください。